【今月のPickUp制作会社】BUG FILMS【アニメ】

探求の湯

こんばんは、なつわです。

さて始まりました、新企画♨!アニメ制作会社さんにスポットを当てた湯でございます。
日頃お世話になっているアニメ作品、その素晴らしい映像を作り上げてくださっているのが、ほかでもない「制作会社」さんです。

こちらの湯では、そんな制作会社を(“今月の!”と言いつつ不定期に)ピックアップして、その魅力に迫っていこうという内容になっております。

記念すべき第一回目は、非常に新しい、かつアニメ好きの方々から今まさに注目を集めている制作会社である『BUG FILMS(バグフィルム)』さんを取り上げたいと思います。

それでは早速まいります、よろしくお付き合いくださいませ。

BUG FILMS 基本情報

それでは今回ご紹介するBUG FILMSさんについて、基本情報を整理してみましょう!

https://www.bugfilms.jp/

社名

株式会社バグフィルム(BUG FILMS INC.)

本社所在地

東京都杉並区荻窪五丁目30番16号 MTCビル7階

会社URL

アニメーションスタジオ BUG FILMS
アニメーション企画・開発・制作スタジオ、BUG FILMS(バグフィルム)の公式サイトです。

公式X(Twitter)

BUG FILMS (@BUG_FILMS) on X
アニメーションスタジオ「BUG FILMS(バグフィルム)」の公式アカウントです。TVアニメ「とんがり帽子のアトリエ」2025年放送予定!/「ゾン100」制作、「サマータイムレンダ」「古見さんは、コミュ症です。」制作協力

設立

2021年9月22日

資本金

900万円

従業員数

21名(2022年12月末時点)

関連会社

親会社:(株)ツインエンジン

代表者

代表取締役 児島 宏明

社名の由来

???(いろいろ調べましたが情報は見つかりませんでした…気になりますね)

会社の方針

『見てくれた人にとって価値のあるもの』を作る

ツインエンジンについて

バグフィルムはツインエンジンの子会社として2021年に設立されたのですが、この「ツインエンジン」という会社について少し解説しますね。

©Twinengine(https://twinengine.jp/)

(株)ツインエンジンは、フジテレビの人気深夜アニメ枠「ノイタミナ」の“編集長”と呼ばれる製作統括である山本幸治さんが、2014年にフジテレビを退職して立ち上げた制作会社です。
その後数々のアニメ作品を手掛けながら、スタジオコロリドジェノスタジオスタジオカフカといった子会社を多く生み出しています。

作品の特徴としては、どちらかというとシリアス・ドラマ系の作品が多く、ハイクオリティな作画を売りにしているものが多い印象です。

BUG FILMS 主要人物

代表取締役 児島 宏明

  • アニメ制作会社オー・エル・エムで「TEAM KOJIMA」を率いてプロデューサー業に携わり、『MIX』、『MAJOR 2nd』、『古見さんは、コミュ症です。』、『サマータイムレンダ』のプロデューサーを歴任。
    (オーエルエム社は、プロデューサさんの名前を冠した“チーム制”を導入しています。TEAM KOJIMAというのは児島さんをリーダーに据えた社内チームということです。)
  • サマータイムレンダ』の制作を最後にチームを解散し、2021年にバグフィルム社を設立しました。
  • 児島さんX(Twitter)

取締役 中野悟史

  • オー・エル・エムで『たまごっち』『ポケモン』などに携わりながら、動画⇒原画⇒作画監督とステップアップし、バグフィルム社の取締役に就任。
  • サマータイムレンダ』では副監督を担当
  • 映画『犬王』の総作画監督の一人

取締役 川越一生

  • 古見さんは、コミュ症です。』では監督を担当
  • バグフィルム社設立後初のメイン制作作品である『ゾン100』においても、監督を務めています。
  • 川越さんX(Twitter)

取締役 齋藤響

  • ツインエンジングループのスタジオコロリドが制作した映画『雨を告げる漂流団地』では、プロデューサーとして関わっています。
  • ちなみに、同姓同名で声優さん((株)ベストポジション所属)がいらっしゃいますが別人です。

BUG FILMS 制作作品

【制作】
 『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』(2023夏)
【制作協力】
 『古見さんは、コミュ症です。』(2021秋・2022春)
 『サマータイムレンダ』(2022春・夏)

バグフィルムさんは会社としてはまだ新しいのですが、これまでクオリティの高いアニメ作品を数多く輩出してきたクリエイターさんたちが集結して作られた会社、という印象です。

『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』

第一作目となる『ゾン100』では、全編を通して色彩が独特で、ビビットでポップな色使いが特徴的です。もちろん、構図やキャラの動き、テンポの良い演出、作画の安定感など、総合的にかなりレベルの高い作品で、とても楽しく拝見させていただきました。
(この記事を書いている時点では絶賛放送中です)

©︎麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会

ギャグシーンはとことん突き抜けた面白さを、そしてシリアスなアクションシーンではとことんカッコよく見せようというクリエイターさんたちの意気込みを感じます

個人的には主人公・アキラの親友ケンチョ(cv:古川慎さん)が、どんなにハラハラする危険なゾンビとの戦闘シーンだろうと、なぜか全裸になって絵面を面白くさせてくれるところが好きでした(笑)
原作の麻生羽呂先生・高田康太郎先生のセンスもとても良く、クリエイター魂爆発の新進気鋭のバグフィルムさんとガッチリ噛み合っていて、見るたびにワクワクするような作品に仕上がっていると思いました。

©︎麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会

シーズン後半からのOP映像は、おしゃれで面白くてカッコよくて爽快で、熱量がすごい!

TVアニメ『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』作品情報

【放送】
2023年7月9日~9月24日

【スタッフ】
原作:麻生羽呂・高田康太郎(小学館『月刊サンデーGX』連載中)
監督:川越一生
副監督:上田華子
シリーズ構成:瀬古浩司
キャラクターデザイン:田中紀衣
ゾンビデザイン:福地純平
音楽:宮崎 誠
選曲:合田麻衣子
音響制作:dugout
アニメーション制作:BUG FILMS
制作:小学館集英社プロダクション

【キャスト】
天道 輝(アキラ):梅田修一朗
三日月 閑(シズカ):楠木ともり
竜崎憲一朗(ケンチョ):古川慎
ベアトリクス・アメルハウザー:髙橋ミナミ

公式HP:https://zom100.com/

ちなみに、『ゾン100』はこちらの記事でも取り上げています。よろしければ併せてご覧になってみてください。

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これは全くもってただの脱線トークなのですが、小話をひとつ。

バグフィルムさんが制作協力として携わった『サマータイムレンダ』と、初メイン制作作品である『ゾン100』には、どちらも金髪外国人美少女が登場します。

©田中靖規/集英社・サマータイムレンダ製作委員会(https://summertime-anime.com/)


(『サマータイムレンダ』の小舟潮、そして…

©︎麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会(https://zom100.com/)

『ゾン100』のベアトリクス。潮は外人ではなくハーフですが…)

どちらも原作がある作品なのでバグフィルムさんがゼロから生み出したキャラというわけではないのですが、企画段階で何かしら意識があったりしたのでしょうか…。いずれにしても、金髪美少女に縁のある制作会社、というようなことを勝手に考えております(笑)
ほんとにただの偶然だと思うんですけどね。

そしてさらに脱線して、“バグフィルムさんが次にアニメ化する作品も、金髪美少女が登場する漫画なのでは…!”説を打ち立て、アニメ化されそうな作品を探してみました(なんだろうこの無駄な時間)。

すると、ありました(あったんだ)。
イトカツさん作の『銀のニーナ』という漫画です!2012年~2019年まで『漫画アクション』で連載されていた作品で、東京で失職して田舎に戻った主人公・修太郎が姪の日本大好きハーフ美少女のお世話をするという日常ゆるコメディです。

「金髪」ではなく「銀髪」ですがぎりぎりセーフということで(何の)、舞台が北軽井沢となっていて仕事で疲れた現代人を癒してくれる作風ですので、私の好きな【癒しアニメ】のジャンルにぴったりだと思いました。

バグフィルムさん、映像化…どうでしょう(だから何ですかこれ)。

まとめ

2023年夏アニメのなかで『ゾン100』をご覧になって、「なにこの作品!めちゃめちゃセンス良いじゃん!」と、制作会社のことが気になった方も多いと思います。私もその一人です。

調べてみると、BUG FILMS(バグフィルム)さんは、メイン制作が今作が初めてというとても若い会社だということが分かりました。
ですが主要なクリエイターさんを紐解いていくと、『ゾン100』のクオリティにも納得してしまう、素晴らしい方々が終結した会社だということが分かりました。

これが会社としての処女作ですから、この次の作品でどんな持ち味を出してくれるのか、考えただけでウキウキしてしまいます。

日本が世界に誇るアニメ文化が、さらに活性化されることを期待しながら、バグフィルムさんの次回作に期待したいと思います。

長い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも素敵なアニメの世界に、ゆっくりと浸かっていってくださいね。

それでは、次の湯でお会いしましょう。

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