こちらの湯は、以下の記事の後半戦でございます。併せてお楽しみくださいませ♨
それでは前回に続き、2023年秋アニメの主題歌(OP/ED)全曲(100曲以上)の中から、バンドやクラシック音楽経験のある番頭(私)が、厳選した25曲をご紹介させていただきたいと思います。
皆さまが、新しい音楽、新しいアニメに出会うきっかけになれれば幸いです。
2023秋アニメ主題歌 第11~14位
第11位①:ASCA「私が笑う理由は」/『豚のレバーは加熱しろ』OP
<ノンクレジットオープニング映像>
<アーティスト楽曲MV>
さぁ後半戦が始まりました、いきなりこちらもダブル受賞で2楽曲紹介させていただきたいと思います!
『豚のレバーは加熱しろ』から、まずはOPを担当されているASCAさんです。2013年にデビューし、当初は「大倉明日香」名義でしたが、2017年から現在の「ASCA」名義での活動となっているアニソン歌手です。
これまでのタイアップは、『Fate/Apocrypha』『ソードアート・オンライン』『ダーウィンズゲーム』などがあります。
今作の楽曲「私が笑う理由は」は、胸が高鳴るようなイントロから始まり、ブラスやストリングが主体となった活力にあふれた構成になっていて、ASCAさんの暖かみと力強さを兼ね備えた歌声がこの曲のパワーを押し上げているような印象です。
低めのトーンが心地よく、Salyuさんのような系統の声の持ち主ですね。
楽曲のストリーミングサイトのリンクも載せますので、気になった方はぜひ高音質で聞いてみてください。
ASCA 各種情報はこちらから
アニメ『豚のレバーは加熱しろ』は、こちらの記事でも紹介させていただいています。
第11位②:Myuk「ひとりじゃないよ」/『豚のレバーは加熱しろ』ED
<ノンクレジットエンディング映像>
<アーティスト楽曲MV>
『豚レバ』からもう一つご紹介!
EDを担当されているのは、2018年から活動しているシンガーソングライターのMyuk(ミューク)さんです。別名は熊川みゆで、Myukは音楽プロジェクトでの名義のようです。年齢はまだ22歳で、なんと18歳でFUJI ROCK FESTIVALにも出演しており、これからの出世が楽しみなアーティストさんです。
2021年に『約束のネバーランド』のED曲に抜擢され、アニメとのタイアップも今後増えていくと思います。
今回の楽曲「ひとりじゃないよ」ですが、冒頭の歌いだしから雰囲気100点満点で、息の量多めの暖かさと切なさを兼ね備えた貴重なお声の持ち主だと思いました。
アレンジもとても良く、シンセの使い方やエフェクトをかけるタイミングなど、何度聴いても飽きないような工夫が随所に盛り込まれていて、アレンジャーの方に拍手を送りたいです。
ぜひ高音質でも聴いてみてください!
Myuk 各種情報はこちらから
第12位:久保あおい「ささくれ」/『柚木さんちの四兄弟。』ED
<ノンクレジットエンディング映像>
<アーティスト楽曲MV>
後半戦どんどんいきます、次はこちらです!
久保あおいさんは、2020年にデビューした女性歌手で、なんとまだ17歳です!ほんとに若い才能がどんどん出てくる世の中になって…良い時代ですね。
タイアップとしては、ショートアニメ『でーじミーツガール』の楽曲を担当され、「最近歌ってみたが流行ってるので、あえて誰も歌ってみれない曲を作ってみました。」として「反面教師為貴方覇本日怒上昇中乃巻」をYoutubeにアップし、100万回再生で話題を呼ぶなど、クリエイティブ性の高いアーティストさんだと思いました!
今作「ささくれ」は、等身大の歌詞と暖かみのあるメロディラインが素敵で、久保さんの少しかすれた儚い歌声があいまって、聴いているだけで泣きそうになる楽曲です。
久保あおい 各種情報はこちらから
『柚木さんちの四兄弟。』は、こちらの記事でも紹介させていただいています。
第13位:saji「Magic Writer」/『とあるおっさんのVRMMO活動記』OP
<ノンクレジットオープニング映像>
<アーティスト楽曲MV>
続いてはこちら!saji(サジ)さんは、2011年から活動している北海道出身の3人組ロックバンドです。結成当初は「phatmans after school(ファットマンズ アフター スクール)」名義で活動をスタートし、2019年から現在の「Saji」に改名されたようです。
ここ数年でアニメタイアップが増えてきており、作品としては『あひるの空』『SHAMAN KING』『トモダチゲーム』などがあります。
今作の楽曲「Magic Writer」について触れますと、多幸感たっぷりのブラス、ピアノがツービートとともに押し寄せ、ヨシダタクミさんの爽やかなボーカルが表情を変えながら楽曲をリードしていて、耳が幸せになるサウンドになっています。
特にサビのメロディが素敵で、口ずさみたくなる曲に仕上がっていると思います。
saji 各種情報はこちらから
第14位:Nulbarich「Skyline」/『ミギとダリ』ED
<ノンクレジットオープニング映像>
<アーティスト楽曲MV>
まだまだいきます!
Nulbarich(ナルバリッチ)さんは、シンガーソングライター・JQさんのバンド名義のアーティスト名で、2016年から活動しています。これまではCMやドラマなどのタイアップが中心でしたが、2019年にアニメ映画『HELLO WORLD』の主題歌に起用され、今回の『ミギとダリ』が2度目のアニメ主題歌となります。
MVはアニメ本編にリンクし、双子の少年が登場し、夏の日々を共に過ごし、別れの切なさや思い出の美しさが描かれていて、思わず魅入ってしまいます。
ちなみに役者さんを見た瞬間、「あれ、千葉翔也さん?!」と思った方、…仲間です。
楽曲としては、サーフミュージックを感じさせる、明け方の海のようなしっとりと落ち着いた世界観で、聞けば聞くほど胸に沁みてきます。
Nulbarich 各種情報はこちらから
『ミギとダリ』は、こちらの記事でも紹介させていただいています。
2023秋アニメ主題歌 第15~17位
第15位:MindaRyn「Shiny Girl」/『SHY』OP
<ノンクレジットオープニング映像>
<アーティスト楽曲MV>
お次はこちら!
MindaRyn(マイダリン)さんは、タイ出身のアニソン歌手で、2015年にYoutubeチャンネルを開設し、2020年にアニメ『神たちに拾われた男』主題歌でデビューしました。ほかにも『転生したらスライムだった件』『サクガン』などで起用されています。
今作「Shiny Girl」は爽やかで軽やかなギターのリフからスタートし、サビ前のドラムのロールなど、疾走感たっぷりのノリのいい楽曲になっています。
MindaRynさんのボーカルもパワフルで良い!中盤のクラップからのギターソロの流れもかっこいいですねぇ。
アニメOP映像も主人公の疾走感が見事に描かれていて、見ていて楽しい作品でした。
MindaRyn 各種情報はこちらから
第16位:Kaco「アンノウンの色彩」/『川越ボーイズ・シング』OP
<ノンクレジットオープニング映像>
<アーティスト楽曲MV>
続いてまいります、こちらの楽曲です!
Kaco(かこ)さんは、2015年から活動されているシンガーソングライターです。高校時代はイタリア歌曲のレッスンに通っていたということもあり、その伸びやかな歌唱力は惚れ惚れしてしまいます。
元コーラス部というKacoさんは、本作『川越ボーイズ・シング』にまさにぴったりですね。実際に本楽曲は劇中でも使用されており、全国大会の課題曲として主人公たちが歌唱しています。ご本人様が歌うこちらのバージョンは、雲の上にいるような浮遊感たっぷりのKacoさんの歌声に、心どころか全身を洗われるような感覚になります。
一日一回聞けば良いデトックスになると思います。サビの「僕らは証明できる」という歌詞も素敵で、勇気が湧いてきますね。
Kaco 各種情報はこちらから
『川越ボーイズ・シング』は、こちらの記事でも紹介させていただいています。
第17位:藤川千愛「1000年愛」/『聖剣学院の魔剣使い』ED
<ノンクレジットエンディング映像>
<アーティスト楽曲MV>
次に紹介するのは、こちらです!
藤川千愛(ふじかわちあい)さんは、2018年から活動している女性歌手で、2015~2018年まではアイドルグループ「まねきケチャ」に所属していました。
これまでのアニメタイアップは、『盾の勇者の成り上がり』『無能なナナ』『マイホームヒーロー』などがあります。
今作「1000年愛」は、藤川さんらしい骨太で儚い歌声が響き、切なくも奮い立たされる楽曲になっています。
作詞は本人が行っており、力強いメッセージ性のある歌詞が素敵です。なんというか、女性なんですけど「イケメン!」と言いたくなりますね。かっこいいアーティストさんだと思います。
藤川千愛 各種情報はこちらから
2023秋アニメ主題歌 第18~20位
第18位:カノエラナ「Queen of the Night」/『ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』ED
<ノンクレジットエンディング映像>
<アーティスト楽曲MV>
残りわずかとなってまいりました、次はこちらの楽曲です!
カノエラナさんは、2016年にデビューした佐賀出身のシンガーソングライターです。2023年はアニメ起用が多く、『虚構推理』『Helck』に続き、今作『ティアムーン帝国物語』とアニメ主題歌が続いています。
今作「Queen of the Night」は、個人的に「面白い!」と思ったのが、歌いだしはかわいい雰囲気の声色からスタートするのですが、Bメロあたりからだんだんドラマティックになっていき、サビの歌い方は涙を誘うように情感たっぷりに歌い上げていて、1曲の中でのギャップがえぐい!です。
表情の振り幅がすごいですし、それをすべて高いクオリティで表現できるのが凄いと思いました。
カノエラナ 各種情報はこちらから
第19位:Anly「好きにしなよ」/『Dr.STONE NEW WORLD』ED
<ノンクレジットエンディング映像>
<アーティスト楽曲MV>
続いてご紹介するのはこちらです!
Anly(アンリィ)さんは、2014年から活動している沖縄県・伊江島出身のシンガーソングライターです。中学時代までインターネットのない離島で過ごし、ブルースやオールドロックに没頭していたという、ミュージシャンとしてはかなり神々しいスペックをお持ちのAnlyさんは、ドラマやCMで数多くの楽曲を提供され、アニメでは『NARUTO -ナルト- 疾風伝』『七つの大罪 戒めの復活』などで起用されています。
今作「好きにしなよ」は、静かなピアのリフから始まり、徐々に楽器隊が盛り上がり、サビで「これでもか」というほど壮大な展開を見せる曲構成が秀逸で、船出をテーマにしている曲の内容と民族楽器系の音が見事に融合しています。
ED映像は、サンドアートという砂を手で操る芸術手法が取り入れられていて、話題性がありますね。
Anly 各種情報はこちらから
第20位:Vaundy「トドメの一撃 feat. Cory Wong」/『SPY×FAMILY Season2』ED
<ノンクレジットエンディング映像>
<アーティスト楽曲MV>
皆さまよくぞここまでお付き合いいただきました…。正直まだまだ紹介したい楽曲はあるのですが、キリよく20番目ということでこれがラストになります!
Vaundy(バウンディ)さんは、2019年から活動しているシンガーソングライターで、作詞作曲・アレンジにとどまらず、アートワークや映像まで手掛けてしまうという、総合芸術家さんです(なんか違う)。もはや説明不要かもしれませんが、日本の音楽シーンで大躍進している注目のアーティストさんです。
タイアップ作品は数え切れませんが、アニメで初めて起用されたのは2022年の『王様ランキング』で、『チェンソーマン』に続いての今作の抜擢となります。『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』でも主題歌を担当されており、老若男女に広く浸透していると言えますね。
他の歌手?と疑ってしまうほど楽曲ごとに幅の広い音楽性が特徴ですが、今作は比較的王道のVaundyサウンドといったところでしょうか。
今作「トドメの一撃 feat. Cory Wong」は、おしゃれでロマンティックなサウンドが魅力的です。Vaundyさんはリバイバルというか、90年代くらいの音楽を現代の最新音楽に取り入れるのがとても上手なのですよね。本当に才能の塊です。
Vaundy 各種情報はこちらから
2023秋アニメ主題歌 まとめ
以上、2023秋アニメのおすすめ主題歌ランキングでした!
ここに載せきれていない中にも素敵な楽曲はまだまだあり、アニメソングの素晴らしさを改めて実感した番頭でした。
♨2023秋アニメ主題歌 第11~20位(おさらい)♨
- 第11位①:ASCA「私が笑う理由は」/『豚のレバーは加熱しろ』OP
- 第11位②:Myuk「ひとりじゃないよ」/『豚のレバーは加熱しろ』ED
- 第12位:久保あおい「ささくれ」/『柚木さんちの四兄弟。』ED
- 第13位:saji「Magic Writer」/『とあるおっさんのVRMMO活動記』OP
- 第14位:Nulbarich「Skyline」/『ミギとダリ』ED
- 第15位:MindaRyn「Shiny Girl」/『SHY』OP
- 第16位:Kaco「アンノウンの色彩」/『川越ボーイズ・シング』OP
- 第17位:藤川千愛「1000年愛」/『聖剣学院の魔剣使い』ED
- 第18位:カノエラナ「Queen of the Night」/『ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』ED
- 第19位:Anly「好きにしなよ」/『Dr.STONE NEW WORLD』ED
- 第20位:Vaundy「トドメの一撃 feat. Cory Wong」/『SPY×FAMILY Season2』ED
長い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも素敵なアニメの世界に、ゆっくりと浸かっていってくださいね。
それでは、次の湯でお会いしましょう♨
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